ビーエー

ba

BA

POLAの化粧品じゃないですよ。

ビジネスアーキテクツです。
web制作黎明期は知らない人がいないんじゃないかってくらいの老舗制作プロダクションです。

BA(ビジネスアーキテクツ)は日本のweb黎明期を牽引してきた存在ですし
これまでに何人ものトップクリエイターを排出してきました。プロモーションサイトも数多く手がけていますが、どちらかと言うと大規模なコポレートサイトが得意なのかなぁという印象です。
2011年にはCM制作プロダクション大手のAOI Pro(当時はまだ葵プロモーション)傘下になり驚きました。

元代表の福井信蔵さんは昔、日経デザインという専門誌に連載を持ってました。ビジネス視点のデザイン誌だったので、学生だった自分にはちょっと難しい内容が多かったですがwebバリバリな人が連載している珍しさでシンゾー先生の連載は良く読んでました。
ちょっとググったら出てきました。そうそう『思策の糧』ってタイトルの連載でした。

シンゾー先生、ビジネスアーキテクツを退社後はフリーのアートディレクターしつつ、
一時はシグマのブランドディレクターに就任していました。

シンゾー先生以外にもBAのOBはビッグプレーヤーばかり。。。
細かくは書きませんが、ここに挙げた方々はインタビューや対談も多いので
ググれば色々出てくるかと思います。

中村勇吾(tha
阿部洋介(tha 現GINZAのアートディレクター)
茂出木龍太(two tone
岩城洋平(two tone)
蝶野薫(602
吉原潤(フリー
イム・ジョンホ(mount
森田雄(ツルカメ

阿部さんはデジタルからアナログ(雑誌のGINZA)やCMまで広げてスゴいなと思います。
そう言えば、PARTYの清水幹太さんが今でも当時のビジネスアーキテクツに入りたいって
つぶやいてるのを最近見たな。。。清水さんは過去にBAに応募してるけど、これ読んだら色んな意味で涙出る…

と、Flash全盛期からの思い出話しみたいな感じですが、
“web制作”のみの視点で言ったら今後、スタープレーヤーや制作会社は生まれないのかなと思います。
かなりインフラが整い業界も成熟してきた事もあり、技術も均一化というか、
違いがなくなりつつあるかなぁと感じます。昔のようにド派手な特設サイトでPRする必要もないですからね。
今はアプリやサービスのUXに需要とクリエイティブの華があるのかな。

何か書く内容が支離滅裂になりつつありますが、
要はデジタル関連は栄枯盛衰の流れが早いな、という事です。。。

あと最近、非常に問題になっている事の関連でスゴい良い文章だと思ったので載せときます。
twitterで業界系の有名人をフォローしてる人はリアルタイムで流れまくってると思いますが。。。
「広告業界という無法地帯へ」
かっこいい文章だ…

追記

早速、コラムに対してのインタビューがあったみたいです。
「クライアントからの無理難題は断れ!」 元電通コピーライター・前田さん

SNSによるクリエイティブの解放

img1

なんだか随分大層なタイトルですが、、、

あらゆるクリエイティブがデジタル化によって敷居が下がり、ブログやSNSにより表現の平等化しているのは周知の事実かなと思いますが、ちょっと気になった方々をメモ代わりにピックアップ。

Instagram発のフォトグラファー、保井崇志さんのインタビューを読んでいると成功する方法はどんどん増えて、変わってきているんだなぁと実感。。。保井さんはナント、日本の広告業界トップランナーの原野守弘さんから直々にオファーを受けて仕事してるんですね。個人的には2020年オリンピックの開会式は原野さんが何らかしらやってほしいと思ってます。。。原野さんに関しては色々書きたいことがあるので別の機会で。

Instagram発の写真家 保井崇志が語る、インターネット時代ならではの発信力

写真家として、今までにはない仕事に挑戦していく。

 

最近はかっぴーさんが描く『左ききのエレン』が面白くてしょうがない。毎週、更新が楽しみとなってます。ワタクシ、落ちこぼれでしたが、かっぴーさんが卒業した美大と兄弟な関係の美大を卒業しているので(今だに奨学金が終わらん!)美大や予備校のデッサンエピソード等、グサグサと刺さりすぎて重傷です。。。。。

かっぴーさんは元東急エージェンシーのアートディレクターからカヤックに転職、カヤックで日報で描いていたマンガを公開したところSNSからバズり漫画家として独立した感じです。

みんな、できる事なら後悔がない人生を歩みたいはず。人気漫画家”かっぴー”氏に訊く、ソーシャル時代のキャリア論

「SNSポリス」かっぴー漫画まとめ!

 

こーゆーSNSやネットから成功、あるいは有名になった人って把握できないほど急激に増えてるんだろうなと思います。例えば、国内外関係なく、インスタ発モデルて人かなり増えてきてますよね。

インスタにイラストで子育て日記を公開している横峰沙弥香さんの『まめ日記』も共感と面白さで一気にバズって人気になり、書籍にまでなってます。

Instagramで人気急上中! 『まめ日記』の横峰沙弥香さんに聞いた、子育てのこと

実は今年、子供が生まれたんですね。それで子育て日記をイラストや漫画にしてSNSやブログで公開してる人が結構いる事を知りまして。しかも面白く共感するものが多い(子育てにおいてこれが一番かも)。
他にも吉本ユータヌキさんの『お持ち日和』は絵がなんとも可愛くて好きです。

 

テレビアニメになったワンパンマンも原作はfc2のblogで連載している漫画が原作。人気漫画家の村田雄介がリメイクしてネットの『となりのヤングジャンプ』で連載してます。
残念なことに自分の住んでいる地位はワンパンマンの放送がない…!

2期製作決定!今年の大ヒットアニメ 「ワンパンマン」って何?

となりのヤングジャンプ ワンパンマン

ワンパンマン(原作)

 

SNS発で人気が出たクリエイティブ寄りなものだと、デジ一眼ブームにけっこうな影響与えた『ダカフェ』があったなぁと思って久々に見てみたら更新が2013年で止まってる。。。
10年くらい前に話題になってたので、お子さん達がもう年頃なのかもですね。

nikeのCM

前回からの流れで、nikeのcmを振り返ってみます。

 

日本ではいつ頃からnikeのcmって流れ始めたんですかね??今でもよく印象に残ってるCMがこれ。1998年ぐらいなのかなー。ロマーリオとロナウドのロ・ロ・コンビが懐かしい!そしてCMで使われてるセルジオ・メンデスが流行ったなー。

【衝撃サッカー動画】史上最高のサッカーCMベスト11

この記事でも過去のすごいサッカーCMとしてランキングしてますね。
ちなみにadidasiのCMがnikeと同じように契約しているスター選手を起用した圧倒的な規模感で、何となくテイストも似たものが多かったのはadidasを担当している180が元々w+kのスタッフが立ち上げたクリエイティブ・エージェンシーだから。

ただ、今現在はadidasは180のアカウントではないみたいです。今はゲーム『call of duty』や『DESTINY』のど派手プロモーションを手がけている72andSunnyなのかな。ちなみに72andSunnyのCEOも元w+k。。。

 

 

72andSunnyは過去にnikeのCMも作ってます。しかもディレクターがガイリッチー…!
ステディカム使ってるのか、映像の臨場感が凄い。。。

ちょっと話が逸れてますが、w+kが手がけたnikeの自分的思い出cmの続きを。

 

 

こちらはw+k tokyoのクリエイティブ。hiphopに詳しくない自分ですが、使用されている曲がめっちゃマッチしていてシビれてました。レンタル屋に行ってJurassic5のCD探しましたよ。

曲線のグラフィックモーションが印象的ですが確か著名なグラフィティアーティストが描いてたと思います。

 

 

個人的にすごく好きなCM。好みとして音楽が良いものが好きだったりします。

 

 

同じ系統としてiPhone5のcmも好きです。一つ目の『Music Every Day』はso meがディレクターしてるんですよね。so meはjusticeのPV撮ってるくらいの認識だったんだけど、こんな情緒的なCMも撮れるんですね。凄すぎ。。。iPhone5の一連のCMは音楽とともに評判が非常に良かったです。

ちなみにso meが所属してるプロダクション、iconoclastにはファレルの『happy』を撮ったwe are from LAも所属してます。

 

 

こちらはカンヌでグランプリ取ったCM。

 

 

ナカータが活躍している時はアジア市場もかなり意識してましたね。
今見てもcmとは思えないほど凄い規模や。。。

 

 

代表の顔ぶれが懐かしい。。。確かクリエイティブはw+k Amsterdamだったか。
当時は180含め、ケッセルクライマー、ストロベリーフロッグ等、オランダのクリエイティブ・エージェンシーが熱かったです。

W+K

01_nike

学生時代から社会人なりたての2000年代、とにかくナイキの広告がカッコよかった。
新しいナイキの広告を見るたびに心躍っていたなぁ…。
オッサンになったんだろう、最近は絶対数が多すぎて話題になるクリエイティブとか映像を自分でキャッチアップするのがしんどい…

でも、GAPのプロモーションの環ROY×Taquwami×OBKRは「ぬぉっ!コレ最高!」ってなった。環ROYのラップもいいが、これトラックがクソかっけぇゾ…。

02_w+k
胸アツになったので載せましたが、GAPのPRはとりあえず置いときます。。。

2000年代当時のクリエイティブの最高峰の1つは間違いなくWieden+Kennedyだったと思う。
クリエイティブ・エージェンシーと言うとW+Kを想像する人も多いんじゃないでしょうか。
ナイキスニーカーが世の中のストリートキッズの心を鷲掴みにしてたけど、W+Kの制作するNIKEの広告は自分みたいな海外の広告気触れを虜にしていた。自分の足元も大概、ナイキのAir ForceかDunkでした。八王子の複合商業施設にあったNIKEショップが穴場で、プレミアムモデルの整理券手に入れるために大学行かずに入荷情報チェックしてたや。

あの頃は「自分もいつかはNIKEの広告作りてぇー」なんて生意気にも思ってたなぁ。きっとデザインや広告を勉強する学生や駆け出しのデザイナーで同じように思っていた人、多かったと思います。雑誌整理した時も広告批評のW+K特集だけは残してた…はず。。。実家にまだあるかな。

最初の投稿内容何にしようかちょっと迷いましたが、憧れだったW+Kに関して書いてみました。

W+Kの沿革はこちらの対談が分かり易いです。
要はかの有名なタグライン「Just do it」を生み出し、ナイキのクリエイティブを二人三脚で作り上げたクリエイティブ・エージェンシーです。本社はナイキと同じくアメリカ、オレゴン州のポートランド(ちょっと前にサードウェーブコーヒーで話題になりましたね…)。

世界中に拠点があり、カンヌで受賞するような数々のクリエイティブを制作していますが、東京にもオフィスがあります。当時の東京オフィスのマネジメントは共同経営者のジョン・C・ジェイがECDでジョン・C・ジェイがアメリカに戻った後は米村浩さん(アートディレクター、元博報堂。今は博報堂に出戻り。)と佐藤澄子さん(コピーライター、元電通)がECDだったと思います。W+Kと言うとナイキの広告が代表されるけど、国内ではフリースブーム時のユニクロやKUMONの広告も有名。KUMONのCMで高木正勝の「Girls」 を使用するってのがたまらんですね。

W+Kのクリエイティブを統括し、生きる伝説の様なジョン・C・ジェイ、2014年にW+Kからユニクロに移籍しています。このニュースを見た時はホント驚いた。。。長年、柳井社長から何度も誘われていたらしいですが。

03_acehotel
ジョン・C・ジェイはオシャレピーポーの中でイケてるホテルとして有名なポートランドのACE hotelのプロデュースにも関わっているみたいです。niko and … がポートランドをテーマしているのを見ると、流行のアメリカンなヘリテージ系インテリアはACE hotelからの影響もあるんでしょうね。ACE hotelとエベッツフィールドがコラボしたキャップ欲しい。。。

ジョン・C・ジェイや米村浩さん、佐藤澄子さんお三方は既にW+Kから転籍しています。
そして他にも、一時は世界の広告賞を総なめにしてるんじゃないかってぐらいだった伊藤直樹さん(ADK→GT inc→W+K→PARTY)、ナイキのprestoシリーズのプロモーションやW+K tokyo labのMVが印象的なエリック・クルーズ(今はAKQA上海のECDみたいです)、他にもコピーライターの神谷幸之助さん(ナカハタ)や志伯健太郎さん(GLIDER)、岩井俊介さん(確かgoogleだったかな…)等、世界的に活躍されている方々がW+Kに籍を置いてました。tokyoでは無いですがPARTYの川村真司さんも一時W+K New Yorkに籍がありましたね。

W+K tokyo labのMVでディレクターをしていた伊東玄己さんは独立してるみだいですね。現在のECDはtomatoの長谷川踏太さん。これはまた驚きの起用。。。

契約しているスター選手を起用したNIKEのCMは圧倒的な規模感でしたが、CMだけでなく、店舗に置かれてるSPもかっこいいものが多かったです。当時は吉祥寺にあるNIKEショップに足繁く通ってSPを集めたりしてました。。。記憶が確かならTGB designがデザインしてるものが多かったような。

日本だけに限ってみると、一時はデジタルが弱くて以前ほどのブランド力と言うか勢いは感じられないけど(制作したFacebookの日本初CMもかなり叩かれたし…)2013年のACCは見事ナイキベースボールのCMがグランプリ取ってます。

 

以下はW+Kに関連するニュースや対談等をざっとピックアップしてみました。かなり古いものもありますが。。。日経の対談は会員登録が必用です。

対談:佐藤可士和氏×ジョン・ジェイ氏

ワイデン+ケネディと東京

「ユニクロはクリエイティブではない」敏腕ジョン・ジェイは何を変えるのか

W+K アートディレクター インタビュー

本社のオフィス探訪