レディ・プレイヤー1

会社で今月から始まった月一の勉強会。

地方オフィスということもあり、都心で開催されるようなビッグメンツによるセミナー等はほぼ皆無なので基本的に映画鑑賞や美術館の催しものが中心になりそうです。良質なインプットの為とは言え、経費で映画鑑賞できる会社に感謝カンゲキでございます

そして記念すべき、第一回目ですが、ちょうど公開する事もあり、『レディ・プレイヤー1』を観てきました。記憶が薄れないうちに、勉強会のレポート代わりと言っては難ですが、感想を書きたいと思います。

ネタバレ含むのでこれから観ようと思っている方は読まない方がいいです!

ちなみに鑑賞前の知識としては、公式サイトで予告編を見たのと簡単なストーリーの把握、ネットでこんなキャラが出る、出るらしいというのを読んだ程度です。

 

率直な感想は、予告編のイメージ通り面白かった~、です。約2時間30分があっという間でした。

色々なキャラクターが出てくるので観て楽しい。観た後にどこで、どんなキャラクターが出てくるのか調べたくなるので観た後の楽しい。一回じゃとてもじゃないけど把握できないから何度も観たくなる、そんな映画でした。

 

主人公含めて主要人物はオタク的な設定でしたが、割とみんな爽やか?でしたね。登場する様々なキャラクターや乗り物等もクラシックなものが多いので年齢含めてかなり幅広い層に楽しめるんじゃなかなーと思いました。先に観た方の感想として『現代版グーニーズ』と聞いたのですが、ホントその通りです。

登場するキャラクターの知識があればあるほど楽しめるのは勿論なのですが、あまり詳しくなくてもビジュアル的な派手さやストーリーの展開が飽きさせないなと。ドローンやVRのマウントといったガジェットが今市場で売られているものとデザインが変わらないのもあえて世界観が分かり易くする為だったのかなーと思ったりしました。

仮想空間と現実世界との対比が分かり易い様に現実世界があまりSF感が無いんですよね。むしろファッションとか生活感は今の延長線に近い。きっと2045年であれば自動運転とか当たり前だし、ガジェットにもっとSF感があって良いだろうと思うのですが、あまり現実世界がSF感ありすぎると仮想空間であるオアシスとのコントラストが薄れてストーリーに入りにくくなるのでレトロフューチャーな世界観にしたのかなと。だからガジェットもVRマウントとドローン、ちらっと出てくるタブレット的なものくらいに抑えてるのかなと。。

クラシックなキャラクターが多いので二十代後半~四十代男子が一番楽しめると思うのですが、クラシックキャラの理解度が低い子供でも楽しめる王道的なストーリー、設定なので親子でも楽しめる映画です。

スピルバーグってエンターテイメントに面白くするためのそこら辺のバランス感覚が抜群に良いよなーって思います。

 

個人的には、最初の鍵を獲得するためのレースで主人公が運転しているデロリアンのHUD(ヘッドアップディスプレイ)がカッコよかったです。コインを回収してエネルギーが上がってくシーンなんかは地味ながらも男心をくすぐりますね。

 

トップ5のメンツが全員同じ生活圏(オハイオ州のコロンバスの)に住んでる。

最初の鍵のヒントが図書館にあるのですが、宝探しが始まった当初、プレーヤーがこぞって図書館に殺到して血眼に探したはずなのに、5年もわからないほど難しい(見つかりにくい)ヒントか?

エンジニア系脳みそであれば絶対そんな思考回路にならないハズなんですが、お約束の様に最後は社長自ら現実世界で決着をつけようとする(インターンとして描かれてるだけでエンジニアか分かりませんが。。。)。

等々、都合のいいと言うか、ツッコミどころはありますが、全体的にバランスの良いエンターテイメントだなと思います。宇多丸師匠の批評を聞いてみたいな〜。

 

安価なもので良いからヘッドマウント買ってみよう…。

ワイは分かってた(信じてた)で!CGではないと!
スパイク・ジョーンズだもの。CG使いまへんよ!

いやー、見応えあるメイキングだこと。。。
スパイク・ジョーンズもおっさんになったなー…

スパイク・ジョーンズ監督のあの CM は(ほぼ)実写だった!

 

ちなみにこの記事元のNEWREELは、元white-screenのスタッフがローンチした映像メディアです。

映像カルチャーのWebメディア「NEWREEL」(ニューリール)

 

エンジニアードガーメンツのブックを手がけるアートディレクターのインタビュー。

アートディレクター・NOBI KASHIWAGIと〈ENGINEERED GARMENTS〉の14年

同じくネペンテスから写真家、正田真弘さんのインタビュー。
正田さんてネペンテス撮ってたんだ…!驚いた。。。
こーゆー好きなものや人が意外なところで繋がるのって嬉しいです。

写真家・正田真弘のNYと広告とポートレイト

正田さんが撮ったものを見ない日がないってくらいの印象です。

正田真弘

 

こちらの記事、なるほどなぁと思いながら読んでいたのですが、最初に紹介されている林ナツミさんって面白いですね。
インタビュー読んだらセルフタイマーで何回も撮り直ししているらしく、こりゃ大変だな〜と思いました。

写真著作権-「似ている」と「侵害」の距離

現代美術家・ 林ナツミさんインタビュー

 

映像見ると色々な事ができそう。

位置情報ゲーム開発が容易に、Googleがゲーム開発者向けMaps APIを公開。Unityとの統合も発表

 

あれー、事前情報と全然違うし!
キム・ジョーンズはディオールだし、フィービー・ファイロはバーバーリーじゃないw

あのブランドの顔は誰に?メゾンデザイナーの去就まとめ<17年秋〜18年春>

たまたまYoutubeで見た広告。2/8から公開されたコザのPR動画



プロモーション費を含むみたいですが、制作費は2500万らしいです。
内訳はどうなってるのかな。。。
動画自体はおしゃれな感じでクオリティ高いです。スタッフ見るとああなるほどな感じ。

個人的に思うのは、コザは不特定多数の幅広い層にPRする街じゃないと思うんだよなー。
ドクターペッパーみたいにクセあると言うか、人を選ぶと言うか、。。。
最近の地方自治体PRに乗っかったんかなぁ。
渋谷のスクランブル交差点で流すってのは効果あるのか…??


チムドンドン・コザ 沖縄市観光PR映像

「胸おどる街コザ」沖縄市PR動画、SNSで話題に



インターネット広告費って2017年で1兆5000億円あるんだ。
東京にいる頃は1兆はまだまだだね〜なんて話してた覚えが…。

「2017年 日本の広告費」解説―止まらないインターネット広告費の伸長で6年連続のプラス成長



昔は洋書屋でイケてる写真集やらデザイン本を探してアマゾンで買ったりしてたけど、
何年も本すら買ってない。
久々に買いたい本が出てけましたー。

ティノ・ラゾというプロスケーターで写真家の写真集。元Supremeの店員さんらしいです。

ティノ・ラゾ写真展:party in the back

ちなみに同じコンセプトの平野太呂の写真集『POOL』は猫と子供にボロッボロにされてます。。。

POOL



なるほど。個人向けスタイリストってことか。
ちょっと自由になるお金に余裕あるけど、忙しいから、
じっくりECサイトで好みのものを探す時間が無いって三十代がタゲーットかなw

あと自分もそうだったりするけど、ZOZOは商品増えすぎで探す気になれないって人は多そう。
てかまだZOZOSUIT届かなーい。

ZOZOTOWN「おまかせ定期便」

luteがメディアをYou tubeからInstagramに移行したんですね。
環ROYのライブ映像があったりしていいなぁ〜と思っていたのですが、Instagram移行にあわせてローンチされたコンセプトムービーもすごくイケてる。このムービーでchelmicoを初めて知ったんですが、環ROYが好きな人なら絶対ささるなーと。トラックも洒落てんなーと思ってたら小袋成彬ってことで納得。

日本初のInstagram Storiesメディア「lute」がローンチ

 

DELTROのデザインはグゥかっこイイ…!

Toyota Global Site

 

何これカッコいい!と思ったらdot by dotが絡んでるのか…。相変わらずやる事がオシャレですな。

WEAR YOU ARE

 

アドビの『源ノ角ゴシック』をデザインされたタイプフェイスデザイナーのインタビュー。

渡すべきバトン。アドビ西塚氏が、フォントを作り続ける理由

 

コンテンツのボリュームによるけど、モバイルファーストだとスクロール>遷移になるかなぁと。

Webデザインにおけるスクローリングの新しいルール

銀座に新しくできた百貨店、銀座シックスのCMです。椎名林檎とトータス松本のデュエットが話題になってますね。主要スタッフはリオオリンピックのメンバーが多い。。。ロゴのデザインは日本デザインセンターの原研哉御大。

椎名林檎とトータス松本が銀座中央通りで踊る! GINZA SIXスペシャルムービー「メインストリート」篇

GSIXというロゴタイプに込めたのは、銀座の持つ軸性

高木正勝のインタビュー。山奥に篭っているのは知っていましたが、色々あったみたいですね。

かなり昔になりますが、アップルのCMにも出演していました。公文のCMにも使われていたこの曲はホント、美しい旋律ですね。

サントリーの南アルプスの天然水&朝摘みオレンジに映画『おおかみこどもの雨と雪』の曲が使われていたので聞き覚えある人が多いかと。

最近オンエアされている、このCM曲ってっぽいな~って思ってたら、その通りでした。

個人的に高木正勝と菅野よう子はCM音楽の二大巨頭です。

芦田愛菜の慶應入学のニュースが話題になりましたね。そこから考えると早稲田アカデミーは争奪戦に勝ったなと無粋なことを考えてしまいます。。。正田真弘さんの写真がすごくイイ。

「慶應」中等部に入学した芦田愛菜ちゃん 「早稲田アカデミー」の広告に出演

クレイジージャーニーで話題になった写真家の伊藤大輔さん、ブラジルから日本に帰ってきてたんですね。クラウドファンディングで作る写真集欲しいです。ビーチのパノラマの写真めっちゃいいー。

写真家•伊藤大輔 リオ•デ•ジャネイロのスラム街よリ愛を込めて〜皆さんへ贈る最終章

シンプルにカラーでパキっとレイアウトしていてビジュアルもインパクトあって良いなと。スタッフリストを探しても見つからず。。。CMのプロダクションはTYOみたいです。

デカビタC

プロダクトデザインなので直接広告とは関係ないですが…、あったら良いなと思っていたトヨタのFJクルーザーの小型版が出る可能性が!


まだコンセプトモデルとは言え最近のトヨタはレクサスのコンセプトモデル、LF-LCをほぼデザインを変えることなくLC500として市販化していますし、かなーり期待してしまいます。もうちょっとシンプルな方が好みですが、インテリアで一部ノースフェイスとコラボしているところも気になります。運転下手なので小型でこの様な特徴のあるモデルが出てくれると嬉しいですね〜。
地方で暮らしていると車が移動手段になるので、新しいモデルが出てくると気になるところです。ちなみに、このFT-4Xはめっちゃアウトドアなコンセプトですが、僕はインドアです。。。

【ニューヨークショー 2017】トヨタ、TNGA採用の小型SUVコンセプト「FT-4X」世界初公開

 

このトークイベントの記事、なるほど!と思うことが多いです。

写真はますます頭脳的になる!(前編)
写真はますます頭脳的になる!(後編)

記事に名前が挙がっていたカメラマンの奥山由之さん、「写ルンです」をメインカメラとして使用しているのが有名ですが、色々なメディアで名前を目にします。最近読んだ操上和美さんのインタビューでも若手の中で注目しているのは奥山さんって言ってましたし。20代前半から広告やファッションの第一線で活躍していてホントスゴいですね。過去にノミネートされた事があるようですが、そろそろ木村伊兵衛賞でしょうか。

 

AIGのCM、面白いですね。

オールブラックスが東京で道行く人々にタックルをキメまくる「#TackleTheRisk」が凄い

代理店はTBWA/hakuhodoでプロダクションはAOIです。そこそこの尺の長さですが引き込まれました。スタッフリストはこちらに載っています。ECDは佐藤カズーさんですね。

 

岩上貴洋さんがLIGを退職して新たにプロダクションを創業したみたいです。春はお別れ、そして独立の季節ですね…

LIGを辞めてGIGを設立しました。

 

ついに明朝体もリリース!この勢いでどんどん増やして欲しいです。

アドビが新フォント「源ノ明朝」を無償配布 日本語、簡体/繁体中国語、韓国語に7パターンの太さで完全対応

 

googleの話題になっている新サービス。やってみましたが、スゴい精度です。デザイナーいらずの世界はすぐそこかいな…

GoogleのAutoDrawはAIを使って落書きをプロの絵に変えてくれる

 

こ、これは…!対談の聞き手は凍りつくね。。。バズフィードは面白いところに目をつけるなw

藤原ヒロシ先生のホテルに関する対談が噛み合ってなさすぎて冷や汗が出るレベル

もう2月も終わり…

書こうと思って数行書いては一週間寝かすというのを何度も繰り返して更新頻度が一向に上がりませんw
フレッシュだった話題もすでに消費期限が切れそう。。。

 

スーパーボウルのハーフタイムショー、レディーガガすごかったですね。
背景でドローンがたくさん飛んでる演出は、前もって撮影したものを合成してたってのを知って、北京オリンピックのOPを思い出しましたw

 

 

使われたドローンはインテル製らしいのですが、プロモーション映像の様なパフォーマンスを実際に見てみたいです。

ドローンと言えばLily社のドローンがまさかの資金調達の詐欺…
2年程前に初めてPR動画見たときに「すげぇぇぇ!ガンダムのハロみたいやん!」って思ったけど、結局製品化することなく破産とは。。。

史上最悪の「ドローン詐欺」 40億円集めたLily社、解散の舞台裏

 

ちなみにいち早く、ドローンを使った演出を高城剛サンがやってましたね。
高城さんは世間一般では沢尻エリカの元旦那っていうイロモノ的な見方をされがちですが、頭の中は非常に面白いし、バイタリティ溢れてる方です。

津田大介さんや石田衣良さんが有料マガジンで一番面白いのは高城さんだって言ってました。
あ、ちなみに自分は購読してないです。。。したいですけど。。

そして、あのLINEの田端さんは自ら高城フォロワーって公言されてますw

高城剛サンが手がけたもので印象に残ってるのが『wonder沖縄』っていうサイトで、沖縄の文化や歴史をサイトでコンテンツ化してアーカイブするってのがありました。

一般的には凄くマイナーなプロジェクトだと思いますが。
確か2002年とかそれぐらいだったか。当時、Flashバリバリで映像まで使ってかなり最先端な事してた記憶があります。

当時はまだADSLでちぃーっこいエロ動画のサンプルをDLするのにも半日とかかかってたなぁ。
今となっては笑い話ですね。。。

堀江貴文×高城剛 夢の有料メルマガ対談 – まぐまぐ!

特別対談 高城剛×石田衣良「これからの出版はライブと同じ」

【対談】佐々木俊尚から高城剛へ「どうして今、南の島をまわっているんでしょう?」 | TABI LABO

高城剛×田端信太郎「世界を俯瞰すれば見えてくる、広告・身体・メディアの次の姿って?」

 

インフィード広告から飛んで見たプロモーションです。水原希子はめっちゃ細いですね。
”Borderless”と言うキャッチコピーでハリウッドに挑戦しているけど、トランプ大統領になったアメリカは壁を作り、排他的な傾向になりつつあるという笑えない状況。。。何でも就労ビザの取得が困難になってるとか。
映像は大根仁でスチールは平野太呂というスタッフィングが豪華でおしゃれだなーと。

英会話スクール・英会話教室のNOVA │ Borderless!

 

マイク・ミルズが映画撮ってたんですね。しかも脚本でアカデミーにノミネートなんすか。
この映画でもエル・ファニングが出てますけどソフィアコッポラといい、元祖ストリートカルチャー系おしゃれチーム?(なんじゃそりゃw)に 好かれているのかな??予告編みると力の抜けたおしゃれ感がヤバいす。

映画『20センチュリー・ウーマン』思春期の少年と、3人の女性が描く夏の物語

 

最近、1→10ホールディングスの社長、澤邊芳明さんのコラムを読み返したんですが、5年前の内容でも脳への刺激効果は薄れてませんでしたw
全12回あるので、全て読もうとするとボリューミーですが、プロダクションに勤めている人なら読んでおいて損はないかと。

Webプロダクション進化論

 

ちょいちょい噂にはなってましたがAppleがTBWAとの契約を見直す可能性が高いみたいです。サムスンやグーグルのCMが初見でアップルかな??って思ってしまう事があるので、マンネリ感はありますもんねぇ。あとはデジタルシフトが大きいんでしょうか。

米Apple、大手広告代理店との契約見直し!地域限定、デジタルにシフト

気になったプロモーション

ちょっと最近気になったものをメモ代わりに。

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何度も見返しちうMV。良くできてるし、豪華だなー。

ビームスの40周年企画みたいです。特設サイトはこちら

圧倒的に“詰まってる”感があって見ごたえあるし、池松壮亮と小松菜奈っていうキャスティングも良いですね。
出演しているミュージシャンに関しは賛否両論あるみたいだけど、全体のバランス的には良いのかなと。確かにビームスって事考えるとナカコー&フルカワミキより電気グルーヴの方が合ってそうと思った…けどもう一回見返したら森高千里が出てるってこと考えるとサブカル寄りってわけでもないのか。。。好みや思い入れもあったりするので、その時代のサブカルとオシャレの間でピタリとはまるミュージシャンの選択は難しいな〜と思います。大変だっただろうけど、スタイリストは楽しかっただろうな。

以前、GAPのコラボMV、環ROY×Taquwami×OBKRを取り上げたけど、こう言った動画によるプロモーションは2016が動画元年と言うだけに、今後増えてくるのかな。

てかOBKR(小袋成彬)、宇多田ヒカルとコラボしててびっくりや。。。今勢いあるな〜。

大分古いものになるけど、こう言ったアーティストとアパレル系とのコラボだとG-shockとのこんな映像があったなぁ。

確か、ビームスの映像でも出てる高木完がプロデュースだったかな。
スチャダラカッコヨシ。

ちなみに小松菜奈は資生堂のこの映像も好きです。

か、かわえぇ〜。

新しいユニクロの一連のシリーズCM、確実に日本のエージェンシーじゃないだろうなと思っていたけど、
droga5なんですね。droga5が担当するってことは、これはジョン・C・ジェイが動いてるゾ…!
droga5は2015年のカンヌでアンダーアーマーがスーパーモデルのジゼルを起用したプロモーションで
サイバー部門グランプリを取っています。

「ブランド潰し」の急先鋒、Droga5の仕事ぶりがヤバい

オバマを勝たせたクリエイティブ集団、Droga5

nikeのCM

前回からの流れで、nikeのcmを振り返ってみます。

 

日本ではいつ頃からnikeのcmって流れ始めたんですかね??今でもよく印象に残ってるCMがこれ。1998年ぐらいなのかなー。ロマーリオとロナウドのロ・ロ・コンビが懐かしい!そしてCMで使われてるセルジオ・メンデスが流行ったなー。

【衝撃サッカー動画】史上最高のサッカーCMベスト11

この記事でも過去のすごいサッカーCMとしてランキングしてますね。
ちなみにadidasiのCMがnikeと同じように契約しているスター選手を起用した圧倒的な規模感で、何となくテイストも似たものが多かったのはadidasを担当している180が元々w+kのスタッフが立ち上げたクリエイティブ・エージェンシーだから。

ただ、今現在はadidasは180のアカウントではないみたいです。今はゲーム『call of duty』や『DESTINY』のど派手プロモーションを手がけている72andSunnyなのかな。ちなみに72andSunnyのCEOも元w+k。。。

 

 

72andSunnyは過去にnikeのCMも作ってます。しかもディレクターがガイリッチー…!
ステディカム使ってるのか、映像の臨場感が凄い。。。

ちょっと話が逸れてますが、w+kが手がけたnikeの自分的思い出cmの続きを。

 

 

こちらはw+k tokyoのクリエイティブ。hiphopに詳しくない自分ですが、使用されている曲がめっちゃマッチしていてシビれてました。レンタル屋に行ってJurassic5のCD探しましたよ。

曲線のグラフィックモーションが印象的ですが確か著名なグラフィティアーティストが描いてたと思います。

 

 

個人的にすごく好きなCM。好みとして音楽が良いものが好きだったりします。

 

 

同じ系統としてiPhone5のcmも好きです。一つ目の『Music Every Day』はso meがディレクターしてるんですよね。so meはjusticeのPV撮ってるくらいの認識だったんだけど、こんな情緒的なCMも撮れるんですね。凄すぎ。。。iPhone5の一連のCMは音楽とともに評判が非常に良かったです。

ちなみにso meが所属してるプロダクション、iconoclastにはファレルの『happy』を撮ったwe are from LAも所属してます。

 

 

こちらはカンヌでグランプリ取ったCM。

 

 

ナカータが活躍している時はアジア市場もかなり意識してましたね。
今見てもcmとは思えないほど凄い規模や。。。

 

 

代表の顔ぶれが懐かしい。。。確かクリエイティブはw+k Amsterdamだったか。
当時は180含め、ケッセルクライマー、ストロベリーフロッグ等、オランダのクリエイティブ・エージェンシーが熱かったです。

W+K

01_nike

学生時代から社会人なりたての2000年代、とにかくナイキの広告がカッコよかった。
新しいナイキの広告を見るたびに心躍っていたなぁ…。
オッサンになったんだろう、最近は絶対数が多すぎて話題になるクリエイティブとか映像を自分でキャッチアップするのがしんどい…

でも、GAPのプロモーションの環ROY×Taquwami×OBKRは「ぬぉっ!コレ最高!」ってなった。環ROYのラップもいいが、これトラックがクソかっけぇゾ…。

02_w+k
胸アツになったので載せましたが、GAPのPRはとりあえず置いときます。。。

2000年代当時のクリエイティブの最高峰の1つは間違いなくWieden+Kennedyだったと思う。
クリエイティブ・エージェンシーと言うとW+Kを想像する人も多いんじゃないでしょうか。
ナイキスニーカーが世の中のストリートキッズの心を鷲掴みにしてたけど、W+Kの制作するNIKEの広告は自分みたいな海外の広告気触れを虜にしていた。自分の足元も大概、ナイキのAir ForceかDunkでした。八王子の複合商業施設にあったNIKEショップが穴場で、プレミアムモデルの整理券手に入れるために大学行かずに入荷情報チェックしてたや。

あの頃は「自分もいつかはNIKEの広告作りてぇー」なんて生意気にも思ってたなぁ。きっとデザインや広告を勉強する学生や駆け出しのデザイナーで同じように思っていた人、多かったと思います。雑誌整理した時も広告批評のW+K特集だけは残してた…はず。。。実家にまだあるかな。

最初の投稿内容何にしようかちょっと迷いましたが、憧れだったW+Kに関して書いてみました。

W+Kの沿革はこちらの対談が分かり易いです。
要はかの有名なタグライン「Just do it」を生み出し、ナイキのクリエイティブを二人三脚で作り上げたクリエイティブ・エージェンシーです。本社はナイキと同じくアメリカ、オレゴン州のポートランド(ちょっと前にサードウェーブコーヒーで話題になりましたね…)。

世界中に拠点があり、カンヌで受賞するような数々のクリエイティブを制作していますが、東京にもオフィスがあります。当時の東京オフィスのマネジメントは共同経営者のジョン・C・ジェイがECDでジョン・C・ジェイがアメリカに戻った後は米村浩さん(アートディレクター、元博報堂。今は博報堂に出戻り。)と佐藤澄子さん(コピーライター、元電通)がECDだったと思います。W+Kと言うとナイキの広告が代表されるけど、国内ではフリースブーム時のユニクロやKUMONの広告も有名。KUMONのCMで高木正勝の「Girls」 を使用するってのがたまらんですね。

W+Kのクリエイティブを統括し、生きる伝説の様なジョン・C・ジェイ、2014年にW+Kからユニクロに移籍しています。このニュースを見た時はホント驚いた。。。長年、柳井社長から何度も誘われていたらしいですが。

03_acehotel
ジョン・C・ジェイはオシャレピーポーの中でイケてるホテルとして有名なポートランドのACE hotelのプロデュースにも関わっているみたいです。niko and … がポートランドをテーマしているのを見ると、流行のアメリカンなヘリテージ系インテリアはACE hotelからの影響もあるんでしょうね。ACE hotelとエベッツフィールドがコラボしたキャップ欲しい。。。

ジョン・C・ジェイや米村浩さん、佐藤澄子さんお三方は既にW+Kから転籍しています。
そして他にも、一時は世界の広告賞を総なめにしてるんじゃないかってぐらいだった伊藤直樹さん(ADK→GT inc→W+K→PARTY)、ナイキのprestoシリーズのプロモーションやW+K tokyo labのMVが印象的なエリック・クルーズ(今はAKQA上海のECDみたいです)、他にもコピーライターの神谷幸之助さん(ナカハタ)や志伯健太郎さん(GLIDER)、岩井俊介さん(確かgoogleだったかな…)等、世界的に活躍されている方々がW+Kに籍を置いてました。tokyoでは無いですがPARTYの川村真司さんも一時W+K New Yorkに籍がありましたね。

W+K tokyo labのMVでディレクターをしていた伊東玄己さんは独立してるみだいですね。現在のECDはtomatoの長谷川踏太さん。これはまた驚きの起用。。。

契約しているスター選手を起用したNIKEのCMは圧倒的な規模感でしたが、CMだけでなく、店舗に置かれてるSPもかっこいいものが多かったです。当時は吉祥寺にあるNIKEショップに足繁く通ってSPを集めたりしてました。。。記憶が確かならTGB designがデザインしてるものが多かったような。

日本だけに限ってみると、一時はデジタルが弱くて以前ほどのブランド力と言うか勢いは感じられないけど(制作したFacebookの日本初CMもかなり叩かれたし…)2013年のACCは見事ナイキベースボールのCMがグランプリ取ってます。

 

以下はW+Kに関連するニュースや対談等をざっとピックアップしてみました。かなり古いものもありますが。。。日経の対談は会員登録が必用です。

対談:佐藤可士和氏×ジョン・ジェイ氏

ワイデン+ケネディと東京

「ユニクロはクリエイティブではない」敏腕ジョン・ジェイは何を変えるのか

W+K アートディレクター インタビュー

本社のオフィス探訪